しあわせの扉

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子ネコと新しい生活をスタートさせる時には

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大人の猫と生活していても注意が必要です

子猫と大人の猫は違います

我が家もそうでしたが、猫との生活が長い人ほど子猫のことはよく知っていると考えてしまうものではないでしょうか。大人の猫は生活経験が長いため、自分で身の回りのことができるようになっています。しかし、生まれたばかりの子猫は見るもの聞くもの全てが初めての経験です。以前の猫はこうだったからと考えて接していると、予想外の行動に驚くことが多いはずです。

21年間猫と一緒に生活をしてきたと言っても、よく考えてみると子猫だった時期はほんのわずかでした。数十年も前のほんの僅かな経験だけを頼りに、子猫との生活をスタートしてしまうのは、お互いにとって満足できない日々が続いてしまうことに繋がります。

新しく家族として子猫を迎え入れましたが、しっかりと準備をしておけばよかったと感じることばかりです。久しぶりに子猫との生活をスタートした我が家の、失敗したことや感じたことなどをお話していきます。

大人の猫は落ち着いていることがほとんどです

 

我が家の先住猫のチッチは、21歳という年齢の割に元気に動き回っていました。部屋中を動き回り、階段などもヘッチャラで走っていました。そうは言っても、人間の年齢にすると100歳以上にもなってしまいます。遊ぶ時間なども子猫と比較すると大変少なく、短い時間遊んだだけでも疲れやすくなりました。

子猫の頃は「疲れることはないのかな?」と感じるくらい活動的でしたが、年齢が高くなるほど休んでいる時間が増えていきました。日向ぼっこをして気持ちよさそうに寝ていることが多くなり、部屋中を走り回るということは少なくなりました。

弾丸のような勢いで部屋中を走り回る時期は、1年ほどの子猫の間だけです。1年を過ぎた頃から次第に落ち着くようになり、ご飯やトイレのお世話などで大変なことも少なくなります。子猫の時期が過ぎたら、少しずつ落ち着きを見せ始める大人の猫へ成長していきます。あれだけ部屋中を勢いよく走り回っていたことも、一緒に生活している人の記憶から遠ざかることが少なくありません。

このようなイメージだけで子猫を新しく迎え入れてしまうと、予想外の行動に驚くことばかりになってしまいます。子猫と大人の猫とは、行動パターンなどが全く違うと考えていた方がよいでしょう。今まで一緒に生活をしていたと油断しないで、子猫との生活には何が大切なのかを調べておく方が、新しい家族と楽しい時間を作ることができるでしょう。

子猫の底なしのパワーには驚かされます

子猫だから大丈夫だろうは、考えないことです!

子猫は大人の猫とは違い、とても小さくか弱く見えてしまうものです。私達家族も同じように考えていたので、少し力加減を間違えて触ってしまうと壊れてしまうのではないかと感じてしまいました。親猫と一緒にいる子猫を見ていると、生後2・3週間まではおとなしくしているようです。この様子だけを見て家に迎え入れると、子猫の底なしのパワーに驚かされてしまいます。

子猫は見ているだけで癒されれてしまうかわいらしいものですが、成長するスピードが驚くほど早いことも忘れてはいけません。昨日まではテーブルや椅子の上などに上がれなかった子猫が、今日になって突然上れるようになっているいうのはよくあることです。

ケージやサークルなどの高さにも注意が必要です

かわいらしい子猫をケージの中に閉じ込めてしまうことは、かわいそうでできないと考えがちになります。確かに狭いケージの中に入れておくと、子猫が中で「ここから出して!」と鳴いていることがあります。

我が家の家族になった二人の子猫も、ある理由からケージの中で生活をさせるようになりました。ある理由とは、二人のバトルがあまりにも激しすぎるため、このままでは大きなケガなどをしてしまうと考えたためです。

月齢が少なく体の小さな子猫をケージ入れ、少し大きい子は外で生活をさせるようになりました。体の大きい子猫はケージの中にいる子が気になるのか、何とか中に入り込もうとしていました。体が大きいと言っても、まだ生まれてから1カ月半ほどの子猫です。ケージの高さは約50cmほどあるので、ジャンプなどをしても届く高さではありませんでした。

「これなら小さい子がケガをする心配はないだろう。」と、私達家族が油断し始めた頃のことです。上がれるはずのない高さのケージに、体の大きい子猫がぶら下がっているような状態を目撃してしまったのです!昨日までは高すぎて諦めていたのですが、今日になって頑張れば上がることのできる高さへと変わってしまったのです。

子猫の運動神経の成長は驚くようなスピードです

子猫の運動神経や予想以上に高いものです

昨日までは届かなかったケージの一番上ですが、今日になってからは上手にジャンプをすれば届きそうな高さに・・・。ケージの下から見上げている子猫の目が、何となく輝いているような感じがしてきます。

運動神経の成長のスピードに感心していましたが、このままではケージの中に侵入てしまうのも時間の問題です。我が家で用意したケージは、鳥小屋のように天井部分まで覆い隠すようなものではありません。一番高いところまでジャンプをして届いてしまうと、ケージの中に入り込むことができるタイプだったのです。

新しいケージを用意しなければ

ケージの中に入り込まれてしまうと、中にいる子が襲われてしまうかもしれません。どうしようかと悩みましたが、今から新しいケージを注文しても届くのは翌日以降です。どのように対策をしようかと悩んでいる私でしたが、家族からの言葉かけでハッとひらめきました。

高さが調節できるケージなら便利です

我が家で用意してあるケージは、高さを調節できるタイプだったのです。ケージは数枚の板を組み合わせて完成させる製品で、部屋の広さやペットの大きさに合わせて高さを調節できます。まだ子猫だと考えていたので、50cmの低い高さの方を使っていました。

低い方を使っていたので、長方形の長い辺の方を縦にすれば約70cmの高さになります。急いで高さが70cmのケージになるように組み立て、しばらく様子を見ることにしました。

ケージを高くしてからしばらくすると、離れて様子を見ていた子が近づいてきました。ケージの下から上を見上げましたが、ジャンプをしないで立ち去ってしまいました。高くなってしまったケージの高さまで、ジャンプしても届かないと諦めたためです。これでケージ内に入り込むことができないので、小さい子も安心して休むことができます。

子猫はすぐに成長してしまいます

子猫の今の体の状態に合わせてはダメです

今回助かったのは、ケージの高さを調節できる製品を購入していたことです。子猫の今の状態に合わせて準備をしていたら、このような対策を施すことができなかったことでしょう。

大切なことは、少し先の様子を考えて子猫用品などを準備することです。他のペットも同様ですが、子猫は驚くほどのスピードで成長していきます。昨日までは丁度よかった物が、今日になったら使い物にならないなんて言うことも少なくありません。人間の子どもも同様で、洋服などは少しサイズの大きい物を購入することが多いはずです。

子猫の成長している様子を考えて、少し先になっても使えるような製品を選んだ方がよいでしょう。我が家の様に経済的に余裕がない場合は、先まで使えるアイテムを考えた方が負担が少なくなると思いますよ。